梅いち凛 ~咲いた津田塾生~

生協を「憩いの場に」~津田塾大学生協学生委員会(CCA)~石間美樹さん


津田塾大学小平キャンパスには、津田塾大学生活協同組合(以下 生協)が営む売店があります。そこではお弁当やお菓子などの食品や、文房具や書籍など様々な日用品などを販売しています。さらにはPCを注文したり、旅行ツアーや自動車学校の申し込みまでできてしまいます。津田塾生の大学生活には欠かせない生協です。そんな生協と学生たちをつなぐ活動をしているのが津田塾大学生協学生委員会(College Co-op Association、以下CCA)です。今回plum gardenがお話を伺ったのは、CCA副委員長の石間さん。石間さんはCCAの活動にかける情熱を語ってくれました。


新入生と大学をつなぐ



-CCAは学生による生協委員会ということですが、実際にはどのような活動をされているのですか。


「時期に合わせて様々なことをしています。まず、4月には新入生を対象としたウェルカムパーティの開催、そして生協の案内をする『生協ツアー』を行っています。10月ごろからは、次年度の新入生の方々に送付する小冊子の『Tsuda College Life』の執筆にとりかかります。11月の津田塾祭ではオリジナルグッズの販売や、100円均一の古本市も行い、売り上げはユニセフ(国連児童基金)に寄付しています。その他にも、年に4回オリジナルの季刊誌『梅てぃ』を発行したり、生協と連動して読書や健康に関連づけた企画を行っています。」

CCAオリジナル季刊誌『梅てぃ』。テスト期間向けの計画表など、時期に合わせて津田塾生に嬉しい情報を盛り込んでいる。


-特に力を入れている活動はなんですか?


「新入生対象のウェルカムパーティの企画と、『Tsuda College Life』の制作には力を入れています。新入生に少しでも大学生活に対する不安を無くしてもらいたいと思い、毎回、前回の反省点を踏まえて、より良いものにしよう努力しています。」

 
「ウェルカムパーティは、以前は学科に関係なく参加していただいていたのですが、『共通点がないと仲良くなりにくい』という声があったため、今年度から学科ごとに分けて開催するようにしました。また、新入生が上級生ヘルパーの話を聞ける時間があるのですが、これも『もっと話を聞いてみたい』という要望があったため、時間を長めに設けるようにしました。ウェルカムパーティ参加の申し込みについては、『Tsuda College Life』にも情報が載っているので、新入生にはぜひ参加していただきたいと思っています。入学して間もない時期に新しい友達ができると気持ちが楽になりますし、上級生の話を直接聞くことで貴重な情報が得られます。私たちもこの企画をとても大切にしています。」

 

「『Tsuda College Life』の制作は、ほとんどが部員の個人作業になります。毎年試行錯誤を重ね、レイアウトや文字の分量に気をつけて編集しています。見やすさを重視した結果、今年からは全ページカラーの冊子となりました。『Tsuda College Life』には大学生協についてはもちろんのこと、津田塾生の実際の時間割や寮での生活の様子も掲載しています。実際に津田塾に通う私たちだからこそ伝えることができる情報がたっぷりなので、これを読むことで入学前の不安を少しでも解消してもらえたらいいなと思います。」

試行錯誤の末に完成した2016年版のTCL。津田塾周辺のご飯処、スーパーの情報まで網羅している新入生必携の1冊です。

   

CCAに入ったきっかけ

 

-CCAの活動をすごく大切にしていらっしゃる石間さんですが、CCAに入ったきっかけは何だったのですか。



 「きっかけは本当に小さなことで、『毎月1回発売前のお菓子の試食会があるよ』と聞いて、お菓子につられて入部しました(笑)。試食会のお菓子は美味しいものや個性的なものがたくさんあって、今もCCAでの楽しみのうちのひとつです。」



「でも1年の夏ごろに、全国の大学生協の学生委員会が集まるセミナーに参加するようになりました。そこで他の団体の色々な活動を知っていくうちに、『津田塾生のためにCCAとしてできることって何だろう』と考え始めるようになりました。」


「2年生になって、後輩が入ってきたのは自分の中ですごく大きな変化でした。嬉しさと同時にどうやったら積極的に活動してもらえるか、CCAのことを好きになってもらえるかを考えるようになりましたね。上級生がいる中で1年生が自分の意見を発表するって、すごく勇気のいることだと思うんです。そこで週2回ある部会の中で、『ラップアップタイム』といって、指名された人が皆の意見をまとめて話す時間を作りました。1年生にも発言する機会を作ることで、意見を出しにくい空気が払拭できたらいいなと思ったんです。他にも合宿の中で上級生から下級生に向けた企画を行うなど、居心地のいい雰囲気作りを大切にしています。」
 

 



「正直に言って、大学に入学する前は自分が生協に関わる活動に携わるなんて考えてもいませんでした。ただせっかくの大学生活なのだから『何もせずに過ごすよりはちょっと大変なことがしてみたい』と思ったんです。成果が目に見えて表れるわけではないので、意味があるのかなと悩んだ時期もありましたが、今は生協組合員である皆さんからの反応がやりがいとなっています。私たちの活動は学生の皆さんあってのものなので、生協を『勉強が大変』なイメージのある津田塾生に少しでもリフレッシュしてもらえる環境にできるよう、今ある活動をよりよいものにしていきたいと思っています。」



-最後に津田塾大学に入学する予定の高校生にメッセージをお願いします。



「津田塾は伝統ある大学ですし、皆さんの持っているイメージの通り、真面目で優しい方のたくさんいます。津田塾特有の課題の多さや毎日の授業に疲れてしまうこともあるかもしれませんが、そんな時は生協でお菓子を買って友達と話したり、雑誌を買って息抜きをしたりしてください。慌ただしい学生生活の中で生協という場所を皆さんの『憩いの場』にしてもらえたら嬉しいです。」

                

生協内の「一言カード掲示板」。学生と生協職員・CCAとの様々なやりとりが。

編集後記


 取材をしていて、私自身もウェルカムパーティに参加することで友達ができて安心したのを思い出しました。CCAの企画ひとつひとつについて、生き生きとそして真剣にお話してくださる石間さんから、『生協を津田塾生の憩いの場にしたい』というCCAのモットーが伝わってきました。私たちの心地よい学生生活の陰には、それを支える人々の努力があることを改めて感じることのできた取材となりました。


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