つだラボ

つだラボ #25 - 梅子の部屋 〜学芸学部と総合政策学部がお互いのイメージについて語ってみた(前編)〜

(イラスト:おぎのしおり)

♩ル〜ルル ルルル ル〜ルル*1

どこかで聞いたことしかない音楽が聞こえてくるこの空間は、梅子の部屋。
今日は学芸学部と総合政策学部の学生が仲良く談笑しているようです。
早速、部屋を覗いてみましょう。

*1 1976年からテレビ朝日系列で放送されている長寿番組「徹子の部屋」、そして番組内で流れている「徹子の部屋のテーマ」のパロディ。

(なっぴ:総合政策学科)
みんな集まってくれてありがとう!今日は「学芸学部と総合政策学部の違い」を話していけたらと思います。まずは、津田塾大学の学生を対象にアンケートを取ったので、その結果を共有しますね。
まずはアンケート全体の概要です。調査対象は津田塾大学に通う全学生で回答者数は135人(学芸学部104人、総合政策学部31人)でした。回答方法はgoogle formへの回答です。
 

「(学芸学部の学生に対して)総合政策学部に対するイメージを教えてください。」という質問の結果を共有しますね。Rという統計ソフトウェアを使ってワードクラウドをやってみました!回答に3回以上出てきた言葉を表示するよう設定してあります。

気になった回答としては、「千駄ヶ谷キャンパスは小平とは違い都会のレディ」「なんか強そう」「自分で団体やサークルを立ち上げる人が多い」などがありました。

「(総合政策学部の学生に対して)学芸学部に対するイメージを教えてください。」という質問の結果を共有しますね。設定は学芸学部のものと一緒です。 

気になった回答としては、「真面目で典型的な津田津田しい人が多そうなイメージ」「お嬢様が多いイメージ」「めっちゃいろんな言語話せそう」などがありました。

それでは早速みんなにもいろいろと聞いていきますね。
 

Q. 学芸学部の学生が抱く、総合政策学部のイメージは?

(ミサキ:多文化・国際協力学科)
総合政策学科に友達が2人いて、その子達がリーダーシップを取れるタイプなので、「社会に出て、みんなをまとめられる人が多い」というイメージがあります。

(みづ:総合政策学科)
「積極的な人」が多いなと思います。それこそ大学1、2年次から長期インターン*2に参加している人や、自分でビジネスを始める人もいます。逆にこっちが不安になるほどさまざまなことをやっているので、「私このままで大丈夫かな?」と思うときがあります。

(ミサキ:多文化・国際協力学科)
梅五輪プロジェクト*3はアクティブなイメージがあります。

(みづ:総合政策学科)
実は私、梅五輪に所属しています。日本茶WG*4でリーダーをやっているんです(当時)。

(ミサキ:多文化・国際協力学科)
大学のパンフレット*5にもすごく大きく取り上げられてるよね。高校生の時に津田塾のオープンキャンパスに行って、その時も梅五輪の話を聞いたことを覚えています。

(いつき:数学科)
さっき話題に出ていたインターンの話なんだけど、サークルの後輩が1年生の時から長期インターンに行っていて、「積極的ですごいなあ」と思っていました。いわゆる「就活」としてのインターンは3年の夏から行く人が多いのかなと思うんだけど、就活関係なく、学外の活動に早い段階から積極的に参加している学生が多いというイメージがあります。

(みづ:総合政策学科)
そうですね、総合政策学科の友達に対して同じような印象をもっています。総合政策学科はすごく挑戦しやすい環境なのも相まって、「私もやってみよう」ってポジティブな気持ちになることも多く、毎日が刺激的です。

*2 
インターンシップのこと。学生が就業体験をし、仕事の経験を積んだり、自分の適正を知ったりすることが主な目的である。
*3 
梅五輪プロジェクトとは、2020年東京オリパラを機に、津田塾大学総合政策学部の学生が立ち上げた千駄ヶ谷キャンパス拠点の団体のこと。゙https://umegorin.com/
*4梅五輪プロジェクト内にある、日本茶の文化を発信しているワーキンググループのこと。
*5 
津田塾大学公式のガイドブックはこのURLから閲覧することができる。https://www.d-pam.com/tsuda/2210090/index.html#target/page_no=1
 

Q. 「総合政策学科はどんな学科なのかわからない」という意見があります。みなさんはどう思いますか?

(全員)
確かに〜〜〜〜!

(ミサキ:多文化・国際協力学科)
理系分野の学問をやっているイメージがあります。

(いつき:数学科)
「総合政策ってどんなことを勉強するんだろう」とずっと疑問でした。総合政策学科の後輩によると、ミサキちゃんが言ったように、統計の勉強をしているらしいですね(笑)。

(りさ:英語英文学科)
確かに「文系なのか理系なのかどっちなんだろう」と思ってました。やはり総合政策学科だけキャンパスが全然違うから、そもそも千駄ヶ谷キャンパスを神秘的な場所みたいに感じてて(笑)。あとはみんな意識高そうだなって。オープンキャンパスのスタッフをした時に、総合政策学科の子から学科について教えてもらったぐらいの知識で。そこで初めて、総合政策ってすごくいろんなことを学んでいるんだなと感じました。 

Q. 総合政策学科って文系か理系、どちらだと考えていますか?

(みづ:総合政策学科)
難しい質問ですね。私としてはどちらとも言えるのかなと思います。就活のサイトやイベントで、「あなたは文系ですか、理系ですか?」って質問が毎回出てくるんだけど、その度に「どっちだ!?」ってなります。欲張りというか、本当にいろんなことを学べる学科です。それこそデータ・サイエンス*6も統計もアルゴリズムも授業で扱うし、あとは政治も経済も法律もジェンダーも学ぶし、もちろん英語も!本当に幅広く学べるからこそ、自分が今興味ある分野を学べるのはもちろん、潜在的な興味を引き出してくれる学科だなと思っています。文系か理系かはちょっとわかんないです(笑)。

(なっぴ:総合政策学科)
そうだよね、私もわかんないな(笑)。とりあえず私は文系って答えています。もっと困るのは「何系の学部ですか」の質問です。私はいつも政治系で答えちゃっているけど、人によってそこは全然違います。私は政治分野で統計をやるセミナーに所属しているので、アンケート調査からデータを自分で整理して、回帰分析*7をしてます。いわゆる文系のイメージからは離れていますよね。みづはどう?

(みづ:総合政策学科)
私も文系のイメージとは、少し離れているかもしれません。私はデータ系のセミナーに所属しているので、面白そうなデータをもってきて、Python*やRで分析をしています。いろんな分野の授業が必修であるから、自分の視野を広げることができて楽しいです!

*6 統計学やプログラミングを通してデータの分析を行う学問のこと。総合政策学部の学生は「データ・サイエンス入門」「統計A」「統計B」の授業を必修として履修する。
*7 Y(従属変数)とX(独立変数)のモデルに当てはめて分析をする手法のこと。
*8 プログラミング言語の一つ。

Q. 総合政策学部から学芸学部に対するイメージで「圧倒的勉強熱心」という意見がありますが、いかがですか?

(みづ:総合政策学科)
確かに勉強熱心というイメージがありますね。ノートとペンを必ずもっている姿が頭に浮かんでいます(笑)。総合政策学科の学生はパソコンをずっと使っているんだけど、学芸学部は実際どんな様子なんですか?

(ミサキ:多文化・国際協力学科)
私は課題や予習には、他の学生より時間を割いてないタイプです(笑)。課題や予習が多いので、メリハリをつけてやらないとかなり苦しくなります。私は力を入れてやるところとやらないところを決めてるから大丈夫ですが、全部ちゃんとやろうと思ったら確実に休みはないです(笑)。

(いつき:数学科)
私は教職課程を取っていて、やっぱり結構忙しいかな。教職を取っている友達はみんな忙しそうにしてます。あとは先生にもよるけど、セミナーもしっかり準備して臨まなければいけないです。英語の必修に関しては、私は予習に時間がかかっていました。特に1年生の時は週に3日ぐらい徹夜して、本当に「課題が終わらない、予習も復習も終わらない」という生活だったんです。私の周りも、すごい朝早くに起きて、大学来て、課題やって帰って、またその繰り返しみたいな子が多いです。さすがに私のように睡眠を犠牲にしている子はいないけどね(笑)。

(ミサキ:多文化・国際協力学科)
課題で徹夜したことはないな。

(みづ:総合政策学科)
夜遅くまで課題をやることはあるけれど、徹夜はないかも。寝ないと次の日の授業に耐えられないです。絶対授業中に寝ちゃう。

(いつき:数学科)
1年生の頃は慣れない授業の中で、予習・復習をどこまでやればいいのかわからなかったんだよね。割と完璧主義な方だから、しっかりやろうとすると寝る時間がなくなっちゃったっていう感じでした。課題の量に慣れるまでが大変かもしれないです。
 

Q. ちなみに1番授業数を入れていた時はどれぐらいだったんですか?

(いつき:数学科)
21コマだったと思う!

(みづ:総合政策学科)
月曜日から金曜日が授業だから、1日4コマが基本で、どこかの曜日が5コマって感じですか?

(いつき:数学科)
そうそう。その時はフルコマ*9の日が週に2回あって。他は4コマ・4コマ・3コマだったかな。

(全員)
えええええええ

(ミサキ:多文化・国際協力学科)
今(2022年5月)は週にどれくらい大学に行っていますか?

(いつき:数学科)
今も大学には毎日行っています。

(ミサキ:多文化・国際協力学科)
ええええええそうなの!?!私は週に2回しか大学に行っていないです。だけど周りを見ても、週に2回は一番少ない(笑)。

(りさ:英語英文学科)
私もフルコマかな。理由は教職課程を取っているから。それに加えて、翻訳・通訳プログラム*10の通訳コースを取っていて。そのプログラムを取ると、プラス12単位取る必要があるので、3年生(202年5月時点)だけど毎日授業を受けに大学に行っています。

(ミサキ:多文化・国際協力学科)
多文化・国際協力学科は教職課程を取れないんです。だから履修している授業の数が少ないのかもしれないですね。

(いつき:数学科)
勉強熱心にならざるを得ない感じですね。そうしないと卒業できない(笑)。

*9 1日の全てのコマに授業が入っていること。津田塾大学の場合は、学芸学部では1限から5限全ての時間に、総合政策学部では1限から6限全ての時間に授業を入れていることを意味する。
*10 翻訳・通訳プログラムとは、英語英文学科に設置されている特設プログラムのこと。https://www.tsuda.ac.jp/academics/dept-eng/special-program.html 

Q. 「学芸学部の学生は文化や語学に興味がある人が多い」といったイメージもありますが、いかがですか?

(みづ:総合政策学科)
第2外国語・第3外国語もそうだけど、「今独学でこんな言語を習い始めて」とか、「この本読みたいからこの言語頑張ってるんだ」みたいな話を聞いたことがあります。そういったことから、学芸学部の学生は文化や語学に興味あるんだなと思っていました。

(ミサキ:多文化・国際協力学科)
文化に興味がある子が多い、というのは感じます。私は多文化・国際協力学科だから、「文化そのもの」に興味がある友人が多いです。言語が好きな子は英語英文学科に多くいるイメージかな。文化に関しては、実際に現地に赴いて研究する「フィールドワーク*11」という活動が多文化・国際協力学科の必修です。私は特に沖縄の文化に興味があって、今日(2022年5月29日)も朝日新聞主催の「沖縄日本復帰50周年シンポジウム」に行ってきました。

(いつき:数学科)
数学科では第2外国語を取っている子ももちろんいる*12し、先輩には第3外国語まで取っている方もいらっしゃいます。私はもともと英語がとても苦手で、大学1年生の時に英語の必修の洗礼を浴びたんですよね(笑)。そこですごい勉強して、2年生になった頃からようやく英語が好きになり始めました。もともと「学問としての言語」にはあまり親しみがなかったんですけど、文化に関しては興味をもっていました。英語の授業の中で社会問題を扱うことが多かったので、それがきっかけで文化も含めた国際関係に興味が湧いたんです。

(りさ:英語英文学科)
英語英文学科では3つの「傾向」があるなと感じています。
①パズルのような形で言語を勉強するのが好きな子たち
例えば「なぜこういうふうに言うとこんなニュアンスになるんだろう」と思うタイプ
②文学女子みたいな子たち
例えば「イギリス小説を読みたい!」と思うタイプ
③コミュニケーションとしての言語を極めたいっていう子たち
例えば「英語を使ってさまざまな人と話したい!」と思うタイプ

これらの分類に基づいて、自分が進みたい・学びたい道がしっかりある子が多いです。だからって何か対立があるわけではもちろんないですが(笑)。ちなみに私は最後のタイプ!

*11 フィールドワークとは、多文化・国際協力学科で3~4年次に全員が取り組み、調査結果を卒業論文としてまとめる。自分で決めた特定の地域について、インタビューなど行いながら研究する。https://www.tsuda.ac.jp/academics/dept-mi/fieldwork.html
*12 数学科は第2外国語を選択科目としている。



大盛り上がりの梅子の部屋。まだまだおしゃべりは続いていきます。後半もお楽しみに!