つだラボ

つだラボ #12「写ルンです」でフォトウォーク in 小平

「写ルンです」との再会

 現在学生の皆さんなら、子供の頃に一度はどこかで「写ルンです」を目にしたことがあるのではないでしょうか。

「写ルンです(うつるんです)」とは、1986年から富士フィルムが販売している、コンパクト使い捨てフィルムカメラです。カメラが重くて高価で持ち歩きづらかった時代には画期的な発明で、2001年頃には世界中で最盛期を迎えました。しかし、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話の普及により、現在では目にすることが少なくなりました。

そんな中、筆者は友人が、「写ルンです」で最近撮った写真を、Facebookに載せているのを目にしました。実に十数年振りの、「写ルンです」との再会でした。友人があげたその写真はどこか懐かしく、趣深いものでした。「『写ルンです』いいなあ。」そう思い、調べてみると近年、カメラ好きの若者の間で再評価されているのだとか。触発された筆者は「写ルンです」をコンビニで購入し、普段から持ち歩き、思い立った時に景色を撮るようになりました。現像した写真をみるなり、味のある写真、そしてそこはかとなく漂う懐かしさに感動しました。「これ、『つだラボ』でやったら面白そう!」それがこの企画の始まりでした。

 
 

小平市内でフォトウォーク

 「『写ルンです』を持って、津田塾大学小平キャンパスを中心に小平市内をフォトウォークをしよう!」その呼びかけに集まった編集部員三人。「写ルンです」を一人一個手に持ち、いざ小平キャンパスを出発。再集合の時刻まで約2時間半、各々散歩し、思い思いに写真をパシャパシャ……。

 

 「写ルンです」を片手に、小平キャンパス内を歩いてみたり、普段通学に利用している鷹の台駅や新小平駅まで歩いてみたり。いつもと同じ、見慣れた風景のはずなのに、「写ルンです」のファインダーを通してみる景色は、どこか違って見えて新鮮でした。自然豊かで昔懐かしい雰囲気が残る小平市を、同じく懐かしさを感じる「写ルンです」を持って歩くと、まるで十数年前にタイムスリップしたみたいな感覚になります。
 
一人約40枚の写真を撮り終え、再集合。「写ルンです」はデジタルカメラとは違い、撮った写真をその場ですぐにみることができません。カメラを持って、カメラ屋さんに現像を頼みます。一体どんな写真が撮れたかな、間違えて自分の指が入ったりしてないかな、そんなことを考えつつ、ワクワクしながら現像を待ちました。

 

現像、そして厳選

 後日。現像した写真約120枚を部室の机に広げてみました。多い!青色が綺麗!そんな声が飛び交います。
 「この120枚の中から、いいなと思うものを24枚まで厳選しよう。」ずらりと並んだ写真はどれも趣があり、選ぶのにも一苦労。そして、その厳選した写真を、顧問の郷路先生がネガから綺麗にデータ化してくれました!
 
 

津田塾大学


ハーツホーンホールの頭

 



姉妹のようなツーショット

 



 

鷹の台駅(西武国分寺線)方面

 

小平中央公園のベンチから




 

 



 

商店街。見上げると鈴蘭の街灯

 



 

公園と駅をつなぐ道

 



 



玉川上水横の水路と線路

 



玉川上水の散策路

 



新小平駅(JR武蔵野線)方面

 

綺麗なグラデーション

 



動きのある写真

 



 



畑からまっしぐらくん




 

ごちゃごちゃしてるけど、なんか良い

 

 



思わず覗いてしまう脇道

 



鉄塔ってかっこいい

 



光が綺麗な一枚

 



一橋学園駅(西武多摩湖線)方面

 

休日の小平は子どもでにぎわう





 



昔ながらの銭湯

まっすぐな道




 

ここはどこかな・・・きっと見慣れている風景






 ・・・


まとめ

 いかがでしたか?気軽に購入できること。手軽に持ち歩けること。現像するまでのワクワク感。そして懐かしさ。今回撮影した風景は、すべて私たちの通う大学や通学路などの日常風景です。なのに、どこか懐かしい。その不思議な感覚が、「写ルンです」の魅力の一つかもしれません。みなさんもぜひ、「写ルンです」を持ってお出かけしてみてはいかがですか。