わたしと津田塾大学

わたしと津田塾 #3 - 「小粒でもぴりりと辛い山椒のような存在」

久野雄介先生 (学芸学部 数学科)

津田塾大学ではどのようなことを教えていますか。

2014年度は「数学序論」を担当しています。これは、高校の数学から大学の数学への橋渡しの科目です。記号の使い方、論理の基本、数学で常に使う大切な概念・操作やその例など、「基本のキ」を教えています。私の専門である「位相幾何学」については、高学年向けのセミナーや大学院で教えています。

先生と津田塾大学の出会いについて教えてください。

中学から大学まで西武国分寺線を利用して通学していたので、津田塾大学の存在は知っていました。津田塾大学にも数学科があることを知ったのは、津田塾で教える先生方が書かれた著名な教科書を読んだことがきっかけです。松坂和夫先生の『集合・位相入門』や杉浦光夫先生の『解析入門Ⅰ』、笠原乾吉先生が翻訳をされたアールフォルスの『複素解析』などです。

津田塾大学の第一印象はどのようなものでしたか。

初めてキャンパスに入ったのは初夏でした。キャンパスには緑が溢れていて、素晴らしい環境だと感じました。

久野先生が読んだ津田塾の先生方の著書

先生にとって、津田塾大学はどのような大学ですか。

規模は小さいけれど、実力があるということで、ことわざで言うと「山椒は小粒でもぴりりと辛い」でしょうか?

津田塾大学にはどのような学生、教員、職員が多いと思いますか。

何かをきっかけに、目標に向かって底力を発揮する人が多いと思います。普段はそのような素振りが無くとも、就職活動を始めるとすぐに内定を得る人や教員として採用される人がいます。また、4年のゼミ生たちが、ある時点から一致団結して卒論発表に向けて努力するさまには毎年驚かされています。

津田塾大学に来て一番驚いたことは何ですか。

驚いたというより感動したことですが、四季の移り変わりを感じられることでしょうか。新緑が芽吹き、次第に若葉となって緑が萌えるさま、秋には木々が次第に紅くなっていくさまが見られます。近くに雑木林のあるところで育ったので、林に囲まれていると何となく安心します。

先生しか知らない津田塾大学のヒミツがあれば教えてください。

自分の研究室から見える風景です。特に紅葉の美しさは格別です。

将来の夢を教えてください。

数学の素晴らしい点は、研究成果を自由に、時間も場所も越えて共有できることにあります。過去・現在の数学者が証明した定理を、それについて書かれた論文を読み、学ぶことで自分のものにすることができます。私も他の人たちに使ってもらえるような定理を証明し、数学の発展に貢献することが夢です。

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