わたしと津田塾大学

わたしと津田塾 #4 - 「あなたは壺に何をいれますか?」

阿部曜子先生 (学芸学部 英文学科)

津田塾大学ではどのようなことを教えていますか。

セミナーや講義ではイギリス文学、とくに英詩を教えています。そのほか、少し古めの時代(例えば18世紀)を中心に、イギリス文化について学ぶセミナーも担当します。英語で行うものも含めて、1, 2年生のリーディングやライティング等の英語の授業も受け持ちます。

先生と津田塾大学の出会いについて教えてください。

津田塾大学には10年程前に着任しました。それまでは男子学生が大多数を占める理系の大学で英語を教えていたので、女子学生ばかりの環境はとても新鮮でした。津田塾大学について最初に知ったのがいつかは記憶にないのですが、高校生の時に使った日本史の資料集に載っていた津田梅子の肖像は印象に残っています。

津田塾大学の第一印象はどのようなものでしたか。

ゆったりとした丁寧さ。キャンパス内の建物にも、学生や教員の佇まいにも、きちんとしているけれども堅苦しさのない、自然体の居心地の良さを感じました。

Oxford Dictionary of National Biographyは、イギリスと関わりのある人物について知るための必須資料。‘Tsuda Umeko’の項目もあります。

先生にとって、津田塾大学はどのような大学ですか。

モノに喩えるなら、壺。丸くデンと構えていて、容量が大きい。花を生けても良いし、水をたっぷり湛えていても良い。ずっと前からあって、これからもあり続けるけれど、釉薬のかかった表面に映る景色は刻一刻と変化する。擦ると中から思いがけない何かが出てくるかも。

津田塾大学にはどのような学生、教員、職員が多いと思いますか。

学生は皆のびのびと自分らしく振る舞っていると感じます。それに加えて、元気な学生が多い印象をもちますが、素直で前向きな元気さなので、良い意味で少しトゲを生やしても、と時々思います。教職員は土地柄もあるのか、ストイックな人が多いです。ただそのような人に限って不意打ちでユーモラスな面を見せてくれるので油断なりません。

津田塾大学に来て一番驚いたことは何ですか。

1, 2年次の英作文に使う用紙の使い方。縦長に折って使うのですが、津田梅子が留学していたブリンマー大学のピジョンホール(「鳩小屋の出入り穴」-教員用の小さなメールボックスをこのように呼ぶことがあります)に収まるサイズに折るのだと聞いてさらに驚きました。

先生しか知らない津田塾大学のヒミツがあれば教えてください。

5号館5102教室で耳を澄ますと地下深くを武蔵野線の電車が通る音が聞こえます。

将来の夢を教えてください。

ゆとりをもって本を収納できる書庫をもつこと。または優れた整理能力を身につけること。本や資料を探すために毎日30分を無駄に費やす生活から卒業したいです。

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