わたしと津田塾大学

わたしと津田塾 #2 - 津田塾との運命的な出会い

栗原一貴先生 (学芸学部 情報科学科)

津田塾大学ではどのようなことを教えていますか。

スマートフォンなどの形で私達の生活にますます身近になってきたコンピュータと人間との関わりの歴史、使いやすいコンピュータとは何かなどを学ぶ「インタラクティブシステム」について力を入れて教えています。

先生と津田塾大学の出会いについて教えてください。

前職は産業技術総合研究所という国立の研究所で研究をしていましたが、教育組織ではないので基本的に指導する学生はいません。人生の目標として、いつかは大学教員になることを考えていました。30代半ばに就職活動を始め、40歳くらいまでには大学に転職するつもりで活動を開始しました。すると活動を始めて程なく、運命的な津田塾大学情報科学科の教員公募に出会いました。募集する人物像を見たところ、「この公募に自分以上にふさわしい人物がいるのだろうか?」と思うほど私の専門、経験、方向性と合致していたので、迷わず応募しました。特に、「理系女子の切り拓く情報科学」というテーマに以前から将来性を感じ細々とですが大学と共同研究を進めていたので、今こそ本格的に取り組む時だと奮い立ちました。

栗原先生が受賞した2012年のイグ・ノーベル賞の賞状と対象となったSpeech Jammer

津田塾大学の第一印象はどのようなものでしたか。

ずっと無音の研究環境におりましたので、「チャイムがなるんだなー」、と思いました。でも意外とチャイム、つまり機械的な時限の区切りというのはいいものですね。自然と1日のスケジュールが適度に細分化され、だらだらとしてしまうことを防ぐことができます。人との打ち合わせを入れる上でも、火曜の3限にしましょう、のようにめどが立てやすくてよいです。

先生にとって、津田塾大学はどのような大学ですか。

建学の精神を継承し、多人数講義と少人数ゼミを両輪として教育を行うことが徹底されている点は素晴らしいと思います。自分もその教育に携わってみて、痒い所に手がとどくような実感をしています。また、組織自体をあまり大きくしないという思想も組織の生存戦略上、理にかなっていると思います。

津田塾大学にはどのような学生、教員、職員が多いと思いますか。

当たり前ですが色々な人がいます。ポイントは組織がそれほど大きくない点です。そのため、そのような色々な人たちと比較的深い交流ができるのが魅力だと思います。

津田塾大学に来て一番驚いたことは何ですか。

学生がとてもよく勉強していることです。とにかく学生が日常的に勉学にとても長い時間を費やしている。これは大学の大きな財産だと思います。優秀であるかとか忍耐強いかなどの価値観は二の次でよいので、この伝統は守っていくべきだと思います。

先生しか知らない津田塾大学のヒミツがあれば教えてください。

とある先生に、カブトムシを採集するための学内のベストスポットを教えてもらいました。

将来の夢を教えてください。

女子教育のコツを会得することです。女子教育者のロールモデルとなる人物はいろいろいらっしゃいますが、一つの到達点は日本女子バレーの監督だと思います。厳しくも熱意のある統率を可能にしているのは、選手との信頼関係のなせるわざでしょう。おそらく私の目指すべき方向はすこし違うと思うのですが、時々彼らを参考にしつつ、自己を振り返っています。

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