わたしと津田塾大学

わたしと津田塾 #12 - 「交換留学生として日本文化を肌で感じた1年間」

Violeta Bolañoさん (フィリピン大学)

津田塾大学との出会いを教えて下さい。

日本に留学することが決まって、大学を選ぶ際、協定校の中で女子大学は津田塾大学のみでした。仲の良い先輩が私よりも先に津田塾大学に留学していて、日本での大学生活の話は聞いていました。母や祖母の強い薦めもあり、女子大で、どこか「特別感」があった津田塾大学を選びました。日本の女子大生は静かでおしとやかなイメージがあったのですが、こちらに来て多くの個性豊かな学生と出会い、思ってた以上に楽しく有意義な日々を送っています。

日本に興味を持った理由を教えてください。

小さい頃から、他の国の文化や言語に興味を持っていました。大学に入り、学ぶ言語を選ぶ際、一番惹かれたのが日本語でした。いくら勉強しても、「まだ足りない」と思うストイックな性格の私にとって、非母語話者が習得するのが難しいと言われている日本語ほど興味をひくものは他にありませんでした。

私は日本の映画やドラマやアニメがとても好きで、最初は英語の字幕をつけて見ていました。ですが、何度も見ているうちに、英語の字幕だけでは登場人物が本当に言いたいことが伝わってこないことに気づきました。日本語を勉強して日本語で理解できるようになれば、その人の本当の気持ちが分かるかもしれないと思ったこともきっかけの一つです。実際に、勉強してある程度日本語が理解できるようになってから、昔観たことのあるホラー映画をもう一度観たのですが、前より格段に怖さを感じたのを覚えています。

日本に来て驚いたことは何ですか。

現在、津田塾大学の白梅寮に住んでいるのですが、寮生活を始めたばかりの頃はお風呂に戸惑いました。部屋にはお風呂がついていないので、共同で大浴場を使うのですが、みんなで一緒に入ることが想像できませんでした。もうひとつ驚いたことは、電車の乗り換えです。フィリピンでは電車の乗り換えが全くないので、最初に一人で乗り換えをした時は間違えて、行きたい方向と全く逆に向かってしまいました。ですがその時に、失敗を恐れずにチャレンジし、それまで知らなかったことを知る大切さを学びました。


大学ではどのようなことを学んでいますか。

フィリピン大学では言語学科で日本語と日本社会について学んでいます。津田塾大学では国際関係学科に所属し、日本語に加えて、国際協力や経済も学んでいます。その他にも書道部に所属したり、歌舞伎を鑑賞するなどして、積極的に日本文化と触れるようにしています。日本語や日本の文化を肌で感じ、知れば知るほど日本の良さに気づきます。日本の文化を知るだけでなく、母国フィリピンの文化を伝えたいという気持ちもあるので、日本でできた友達に、フィリピン語での挨拶を教えたり、料理を振る舞ったりしています。そういった文化交流の架け橋になれるととても嬉しいです。


将来はどんなひとになりたいですか。

たくさん夢がありますが、翻訳や通訳、アナウンサーなど言語に関わる仕事に就きたいと考えています。そういう社会的な役割も果たす一方で、将来の家庭の中での役割も果たしたいと思っています。なぜなら、今私が頑張れる理由として、家族の大きな支えがあるからです。自分が落ち込んだときや寂しくなった時には、いつもフィリピンにいる家族を思い出しています。誰よりも応援してくれる家族に一番に幸せになってもらうために、自分の夢を叶えたいと思います。



 

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