キャンパスレポート

キャンパスレポート #52-2021年4・5月

6月に入り、そろそろ新年度にも慣れてきた頃でしょうか。今回のキャンパスレポートでは、入学式、新2年生対象入学式・ウェルカムイベント、4・5月のキャンパスの様子をお伝えします。

入学式

4月8日、小平・千駄ヶ谷両キャンパスで入学式が行われました。今年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、学科ごとに時間帯をずらしての開催となったほか、キャンパスに足を運ぶことが難しい新入生や保護者向けにLIVE配信も実施されました。

当日は晴れ間ものぞき、新しい生活の始まりにふさわしい陽気に。来場した新入生は皆スーツを着用していましたが、ブラウスや髪型にそれぞれの個性が表れていました。今回は保護者の方々がキャンパスに入ることは叶いませんでしたが、親子で門の前まで来て、晴れ姿を写真に収めるご家族も見られました。

式では、高橋裕子学長の式辞や先生方の紹介が行われ、終了後はオリエンテーションの一環で、学科ごとに説明が行われました。

式辞を述べる高橋学長。

小平キャンパスの式の様子。

最初は緊張した面持ちの新入生でしたが、次第に近くの席に座っていた人同士で話をしたり、連絡先を交換したりする姿が見られるようになりました。また、オリエンテーション後は、一緒に記念撮影をする様子もうかがえました。

千駄ヶ谷キャンパスの式の様子。

新型コロナウイルス感染症拡大により、思い描いていた大学生活とは違った始まりになってしまったかもしれません。入学式から約2か月たった今もオンライン授業に慣れず、不安を抱える新入生もいることと思います。しかし昨年度とは異なり、今年度入学した皆さんにはお手本として、感染症が流行し始めてから入学し、1年間の大学生活を乗り越えた2年生の先輩達がいます。現在の大変な状況下でも、そんな先輩達を頼りにすることで、大学生活が実りあるものになることを願っています。ご入学おめでとうございます!

(写真撮影:赤松洋太)
 

新2年生対象 入学式及びウェルカム・イベント

新入生対象の入学式に先がけて、4月5日、7日には小平と千駄ヶ谷両キャンパスで、新2年生を対象とした入学式及びウェルカム・イベントが行われました。昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響で入学式が見送りになり、一度もキャンパスに足を運べていない学生が多くいたからです。津田塾大学として初の試みでしたが、教職員の方々、先輩方のおかげで2年生にとって忘れられない1日になりました。

小平キャンパス

千駄ヶ谷キャンパス

当日の会場では、パソコンの画面越しでしか見たことのなかった友達や同級生に会えた喜びの声があちらこちらで上がり、笑顔溢れる場になりました。1年間Zoom等で顔を合わせていても、身長や雰囲気など、直接会って初めてわかることがたくさんあります。マスクで顔が隠れているため、最初は人探しゲームの様で、知り合いを探すのは一苦労だったようですが、その分お互いを見つけ出せた時の喜びと感動はひとしおです。緊張もしていたでしょうが、実際に対面することができた学生たちは、本当に嬉しそうでした。また、至る所で一緒に写真を撮る姿が見られました。事前に声掛けをして、1年セミナーの先生と同級生で初めて集まり、記念撮影をした学生たちもいたそうです。

小平キャンパス

千駄ヶ谷キャンパス

入学式は、大学全体で新入生を迎え入れてくださっているのだという温かさが感じられ、高橋学長の式辞を涙を流しながら聞く学生も。昨年はキャンパスにも行けず、友達にも会えず、先生にも会えない中での自宅学習が続きましたが、入学式をとおして「自分はこの学校の学生なのだ、という帰属意識が強くなった」「やっと大学生になれたと実感できた!」という感想も聞くことができました。また、「高橋学長の挨拶は、改めて、学業や大学生活に対して気を引き締めるものだった」という声もあり、とても意義深い式となったようです。

小平キャンパス

千駄ヶ谷キャンパス

その後のウェルカム・イベントでは、上級生によるQ&Aセッションとキャンパスツアーが行われました。Q&Aセッションでは、授業の課題の乗り越え方やサークル、アルバイトなどの課外活動、就職といった進路のことまで、学生生活全般について、会場やオンライン参加者からも追加で幅広い質問がありましたが、先輩方はどの質問にも真摯に答えてくださいました。先輩と接点をもちにくかった2年生にとって、上級生の話を聞ける貴重な機会となりました。
日本語と英語の母音を比較研究している先輩や、授業外でも英語力向上のためにTOEICなどの学習目標を立てたり、英語ジャーナルを書いたりしている、という先輩方は輝いて見え、2年生たちは真剣に耳を傾けていました。津田塾大学の学生はとにかく真面目なイメージですが、学業に真面目に取り組みつつ、学生生活も楽しんでいる様子が印象的でした。

小平キャンパス

千駄ヶ谷キャンパス

キャンパスツアーでは、緊張していた学生たちも打ち解けた様子が見られ、和やかな雰囲気でした。ライブ配信でも行われ、先輩がキャンパスのあちらこちらを回ってわかりやすく説明してくださり、オンラインで参加していた学生もしっかりとキャンパスを見ることができました。あまり大学を訪れる機会が無かった学生は、「構内の位置関係や詳細を知ることができて良かった」と喜びを語ってくれました。

学生スタッフにリードされ、キャンパスツアーを楽しむ学生達。

参加者からは、「入学式を実施して頂きありがとうございました!」という感謝の声や「一つひとつの授業が、毎回実りあるものだったと実感できる大学に入学できて良かった。課題や自分について考えることで、毎日が充実している。今後も楽しく大学生活を送っていきたい。」という決意の声が聞かれました。
コロナ禍で大変な時期ではありますが、そんな今だからこそTsuda Vision 2030のミッションステートメント、「弱さを、気づきに。強さを、分かち合う力に。不安を、勇気に。逆境を、創造を灯す光に。」を胸に進んでいきたいと改めて感じられた入学式とウェルカム・イベントでした。

先輩たちの話に真剣に耳を傾ける新2年生

先輩教えてください!津田塾大学流、大量の課題の乗り越え方

津田塾大学は課題が多い事で有名です。先輩方は、どのように乗り越えていったのでしょうか?ウェルカム・イベントのQ&Aで先輩方が教えてくださった方法にはさまざまなものがありました。課題が不安な皆さん、これを読んで一緒に乗り越えましょう!

1.     計画を立てる、早めに行動

ü  優先順位をしっかりと決める

ü  計画をきちんと立てる

ü  何事も早め早めに動く(次の週の課題がわかる時は前倒しで始める)

ü  TOEFL、英検などの目標を立てる

2.     周りを頼る

ü  遠慮せずに先生や先輩方を頼る

ü  一緒に勉強する仲間を見つける

ü  どうしても課題が間に合わない時も諦めずに先生に相談してみる

3.     その他の創意工夫

ü  アルバイトは時間に融通が効くものを選ぶ

ü  手帳やパソコンの画面上など、「見える場所」に締め切りを書き、達成したらを入れる(快感)

ü  週末にたくさん時間があるとだらけてしまうので、あえて空きコマをしっかり活用する(短期間で集中)

ü  「帰ったらまずこれをする」と決意してから帰宅(簡単なものから始める)

ü  お風呂に早めに入り、すっきりしてから一気に課題をする


課題は大変ですが、必ず力がつきます。そして忙しい津田塾だからこそ、スケジュール管理が上手になるのかもしれません。先輩方を見習って、自分に合う方法を見つけていきましょう!津田塾の課題の山を乗り切れたら、社会人になってもスケジュール管理はばっちりできているはず!です!

(撮影:赤松洋太)
 

「例年通り」を取り戻そうとしているキャンパス

定期健康診断

昨年度は8月末〜9月半ばに実施された定期健康診断が、今年度は例年通り、小平キャンパスでは4月5日〜7日と10日に、千駄ヶ谷キャンパスでは4月6日と9日に行われました。特に3、4年生にとっては、久しぶりにキャンパスを訪れるよい機会となったのではないでしょうか。当日は学籍番号が近い友達と再会し、手を振り合う学生の姿が見られました。 

カフェ・ルポ

5月半ばにキャンパスを訪れると、構内に学生がほとんどいないにもかかわらず、カフェ・ルポは営業を続けていました。新型コロナウイルス感染症が広まり、一時は休業に追い込まれたものの、現在は感染症流行前と変わらず、全メニューを提供しています。そんな「例年通り」に戻りつつあるカフェ・ルポですが、現在に至るまでには多少の葛藤があったそうです。 

現在はテーブルに仕切りが置かれ、対面しないよう工夫されている。休業前は各テーブルにテーブルクロスがかかり、花が飾られていた。

休業となってから数か月後の昨年9月に大学から依頼され、不安を感じつつも、10月に営業を再開。休業前はスタッフ3〜4人体制だったところ、2〜3人体制に変更してのスタートとなりました。再開当初はスタッフへの負担を考慮して、定番メニュー(カレーライス、ハッシュドビーフ、ミートソース、コントンノ)とテイクアウトのみの提供でしたが、どれもセットで500円という価格設定が気がかりだったそうです。休業前は、より手頃なメニューを提供している学生食堂が営業しており、学生はカフェ・ルポで食べるか、学生食堂で食べるかを選ぶことができました。しかし、再開当初から現在に至るまで学生食堂は休業しているため、学生の選択肢が減ってしまったことを心配していたのです。
そこで、「1日に1人も注文しないメニューが出てくる可能性もあるけれど、それでも手頃なメニューを復活させたい」という強い想いを持ったオーナーの田中美津子さんは、スタッフに協力を要請し、選択肢を増やすことに同意を得たそうです。その結果、300円のおにぎりセットやうどん(温)、定番メニューの単品(400円)を含む全メニューが今年4月に復活しました。
 

感染症対策で間引きされている店内。

全メニュー復活から約2か月。メニューは「例年通り」に戻ったものの、利用する学生や教職員が完全に「例年通り」になるにはまだまだ時間がかかりそうです。「早くコロナが終息し、元のカフェ・ルポの和やかな雰囲気に戻ってほしい」。田中さんの切実な願いが伝わってきました。 

2019年度卒業生 宇野さん手作り冊子。昨年4月に配布を予定していたが、叶わず、現在は店内にて100円で販売中。カフェ・ルポの魅力が詰まった一冊。

皆さんも、小平キャンパスに寄った際はぜひ訪ねてみてください!

【カフェ・ルポ営業時間(平日のみ営業中)】
10:30〜喫茶営業開始
11:00〜食事提供開始
13:30〜14:00(客足が途絶えたところで)営業終了
 

5月、小平キャンパスの緑

GW明けの小平キャンパス。新型コロナウイルス感染症が流行する前、多くの学生が行き来していた学生食堂前は閑散としています。

学食横のホワイトボードには「5月スタート!ガンバロウ!オーー!!」という文字が。

しかし、そんな中でも変わらず、キャンパス内には多くの草木が育っていました。 

1号館前から本館までの小道を覆う緑。

実はこの時期の小平キャンパスには、珍しい花がいくつか咲いています。今回はそのうちのひとつである「キンラン」をご紹介します。「キンラン」はラン科の多年草で、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種II類に指定されている貴重な植物です。4〜5月に本館の南側で見ることができます。 

小平キャンパスに咲くキンラン。

 皆さんも訪れた際は、キャンパス内を一周して、自然を楽しんでみてはいかがでしょう?

6月は雨の日が多く、気分が下がりがちな日々が続きますが、くれぐれも身体には気をつけてお過ごしください。それでは、次回のキャンパスレポートもお楽しみに!