つだラボ
つだラボ #2 - LINEスタンプをつくろう (第一話「企画のはじまり」)
『つだラボ』は、学生編集部員が様々な企画に挑戦し、何かを創り上げる過程をレポートする企画記事です。連載第二回のテーマは、今では大学生の生活の一部といってもいいあのアプリです。(郷路拓也 / plum garden顧問)
What's つだラボ?
「何かに挑戦してみたい」「何かをやってみたい」、そんなチャレンジ精神そのものが、『つだラボ』のコンセプトである。この連載記事では、わたしたち学生のチャレンジの様子をレポートしていく。学生時代といえば、やりたいことをやる、行きたいところへ行く、ときには少しリラックスする…というように自分の時間を自由に使える時期である。『つだラボ』では、特にその中でも学生の「可能性」や「挑戦」に焦点をあてたい。
みなさんは津田塾大学や津田塾生にどんなイメージをお持ちだろうか?「英語が話せそう」?「まじめ」?『つだラボ』は、そんな津田塾生へのイメージを、いい意味で裏切るかもしれない。津田塾生のポテンシャルにぜひ期待してほしい。
「LINEスタンプつくっちゃいます!」
つだラボの企画としてわたしたちが目を付けたのが、LINEである。
24時間、いつでもどこでも無料でメッセージのやり取り(「トーク」)や通話ができるというサービスで、2014年4月には登録ユーザー数は世界中で4億人を突破した。このLINEにおいて欠かせないのが、「LINEスタンプ」である。
「LINEスタンプ」とは、LINEのトーク中に、トーク相手に送信できるイラストである。スタンプにはたくさんの種類があり、これだけで挨拶ができるし、喜怒哀楽を表現することもできる。スタンプはいわば絵文字のような役割を果たしているが、絵文字よりも大きな画像であるため、表現力がとても豊かなのだ。このスタンプを使いこなしてこそ、真のLINEユーザーになれる、と言ってもいい。またLINEスタンプは、自分で作ったオリジナルのスタンプ(クリエイターズスタンプ)を、世界中の人に販売できるのも特徴である。
そこで、8人の津田塾生が立ち上がった。
「自分たち学生が使いやすいスタンプを、わたしたち津田塾生がつくりたい…!」
津田塾生の中でも、実際に自分好みのLINEスタンプを購入し、使用する人は少なくない。そのため、クリエイターズスタンプは学生にとって元々身近なものでもある。また、plum garden編集部には、文を書きたい人、写真を撮りたい人、絵を描きたい人…と様々な分野に興味がある学生が集まっている。このLINEスタンプ制作では、絵はもちろん、メッセージ性や観察能力も問われるため、おのおのの得意分野を最大限に生かせるだろう。
こうして、広く学生ユーザーをターゲットにしたスタンプの制作企画が、2014年11月にスタートした。
学生が使いやすいスタンプを目指すためには、まずはわたしたちが普段どのような生活を送っているのかを思い返す必要がある。スタンプのアイデアは、わたしたちの生活と組み合わせて練る必要があるのだ。話し合う中で、講義・単位・バイト・サークル・部活・恋愛…挙げればきりがないほどのカテゴリーが出て来た。これらのカテゴリーの個別トピックを、スタンプにどのように組み込むかを考えていく。
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乞うご期待
1年~3年生8人で構成されるplum garden LINEスタンプ班。授業の合間の時間を見つけては集まり、日々よりよいスタンプをつくろうと奮闘中である。
スタンプ制作にあたっては、解決しなければならない問題がたくさんある。スタンプの魅力は、使われるキャラクターに大きく左右される。ではどんなキャラクターにすればいいだろうか?各スタンプにはどんなメッセージをつけたらいいだろうか?スタンプのセットは、どのような組み合わせにしたらいいだろうか?そしてそもそも、クリエイターズスタンプ作成では、最後の難関としてLINEによる審査があるのだ。ここを通過できなければ、この企画は振り出しに戻ってしまう。
この企画が、これからどのように展開するのか、わたしたちにも予想はつかない。わたしたちはわくわくしながらスタンプ制作に取り組み、そのわくわくを『つだラボ』の記事を通してみなさんと共有していきたい。今後の展開は、次回の記事「LINEスタンプ第二話」で報告する予定である。
つだラボ企画「LINEスタンプをつくろう」、どうか温かい目で見守って下さい!
※LINEクリエイターズスタンプの制作を通して収益が発生した場合、全て「募金」もしくは「寄付」とする予定です。