キャンパスレポート
キャンパスレポート#42 -1・2月
キャンパスレポート1月・2月
季節も秋から冬に変わり、津田塾大学小平キャンパスの草木もすっかり冬の装いに変わりました。1月、2月のキャンパスの風景、今年度で、退官される先生の最終授業、2月に行われた津田塾大学一般入試の様子をみなさんにお伝えします。
小平キャンパスの風景
紅葉の季節も終わり、木々が寂しい冬の季節になりました。しかし、今年の冬は晴天が続き、暖かい日差しのなか、早くも梅の花が小平キャンパスを彩っています。紅白の花たちが春の訪れを告げているように感じます。
とても華やかですね
津田塾大学では最終授業期間が終わり、春休みに入りました。キャンパスにいる学生の数や話し声も少なく、時間がゆったりと流れています。この期間にキャンパスを訪れると、新たな発見があるかもしれません。
最終講義
2月19日、今年度でご退官される学芸学部情報科学科教授の村山優子先生の最終講義が行われました。
題目は「これまでの研究を振り返る〜インターネットから災害情報処理まで〜」でした。村山先生が取り組んでこられた研究以外に、先生が一般企業へ就職されていた頃の話、University College Londonに留学した際に学んだことなどをお話ししてくださいました。University College Londonで博士課程を行っていた時に、地道に分野を研究することの重要性を学んだと研究の原点も教えてくださいました。
村山先生は、最後に学生に向けて「夢はかなう」とおっしゃっていました。先生は、研究を重ねる中で、国際連合の関係者を集めて、開催される「世界情報社会サミット」にも携わるようになり、国際連合のお仕事に憧れていた昔からの夢を叶えられたそうです。研究の楽しさ、夢が叶う喜びがお話から伝わってきました。
1月24日、英文学科教授、林さと子先生による最終講義「日本語教育をふり返って — 学習者の声に学ぶ —」が行われました。
林先生は、1990年代から津田塾大学の日本語養成課程で日本語教育について研究されてきた先生です。 最終講義では、福岡YMCA勤務時代やウィーン大学日本文化研究所時代など、先生の研究の原点についてお話してくださいました。
さまざまな出会いが重なって、日本語教育の道につながったそうです。ある留学生のさりげない一言から、童謡・唱歌の出来た背景にも想いを馳せるようになったエピソード、「鵜呑みにして覚えるのではなく、自分の言葉で再構築して捉える」といったお話が印象的でした。
一般入試
2月5日から3日間、津田塾大学小平キャンパスでA方式入試が行われました。この3日間は、小平キャンパスは普段とは違った空気に包まれまれます。
入試の前日には、試験会場下見のために、スーツケースを片手にキャンパスを訪れる高校生の姿も見られました。
5日と6日に学芸学部、そして7日には総合政策学部の入試が行われました。
受験票を手に津田塾の門をくぐる受験生たちは、みな真剣な眼差しでハーツホンホールを見つめています。
試験当日は寒さも厳しく、最寄りである鷹の台駅では、かじかんだ手で単語帳をめくる受験生の姿も見られました。
最終日である7日には、入試による入校規制が解除されました。学内の寮に暮らす学生たちも次々と戻ってきました。
新たに設置された多文化・国際協力学科の試験会場。
入試前日の小平キャンパス。試験会場の下見をする高校生の姿が多く見られました。
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1・2月のキャンパスレポートはいかがでしたか?太陽の日差しが強くなり、緑も濃くなってきましたね。
次回のキャンパスレポートもお楽しみに!