キャンパスレポート
キャンパスレポート #16 - 2016年3月
真冬の寒さが少し和らぎ、厚手のコートやマフラーの出番が少なくなった3月。ぽかぽか陽気の日も増え、蕾をふくらませ今にも花開きそうな花々の姿に春の訪れを感じます。今回のキャンパスレポートでは、旅立ちと新たな出会いの予感と共に、春を今か今かと待ち望むキャンパスの様子をお伝えします。
卒業式
3月18日、小平キャンパスの特別教室で、2015年度卒業式がおこなわれました。津田塾大学では毎年、卒業生ひとり一人に学位記が手渡されます。津田塾大学を巣立ち、新たな道へ進む決意を胸に、國枝マリ学長から学位記を受け取りました。
式が終わると、中庭には、にこやかな笑顔で卒業生を出迎えるたくさんの保護者の方々や後輩たちの姿がありました。寒々しかった中庭が、色鮮やかな袴をまとった卒業生たちで一気に華やかに。普段はひときわ目を引く中庭のミロのヴィーナス像もこの日ばかりは脇役です。津田塾大学で共に学生時代を過ごし、楽しい時も苦しい時も支え合ってきた仲間たちとの別れを惜しみ、「がんばろうね」「また会おうね」と声をかけ合う姿が数多く見受けられました。
当日は風が強く、肌寒い気温でしたが、たくさんの「おめでとう」と笑顔で、キャンパスは温かい雰囲気に包まれました。
学部・大学院合わせて約640名が本学を卒業し、それぞれの道に進みます。卒業生のみなさんが、津田塾大学で学んだことを胸に、ますますご活躍されることを祈っています。ご卒業おめでとうございます。
plum garden編集部では、昨年に引き続き、卒業生やその友達でお互いにカメラを構えて撮り合う企画Lens Between US @ Tsuda Collegeをおこないました。ぜひ、併せてご覧ください。
國枝マリ学長最終講義
3月17日には、國枝マリ学長の最終講義がおこなわれました。講義のテーマは「留学の心」。6歳で海外に渡った津田梅子らを例に挙げながら、「文化の衣をまとう」をキーワードに、子供のうちに海外に移り住んだ際の自文化とホスト文化の関係性などについて講義しました。
國枝マリ先生は、2012年11月から津田塾大学学長を務めました。津田塾大学の発展のために尽力された國枝学長の最後の講義には、学生だけでなく、多くの教員や職員も駆けつけました。講義が終わると、次期学長の高橋裕子先生から花束が手渡されました。
オープンキャンパス
3月25日には、2015度最後のオープンキャンパスがありました。卒業生を送り出し、寂しげだった構内に、高校生や保護者の方々の明るい声が響きます。オープンキャンパスは、大学と高校生との出会いの場。このオープンキャンパスが高校生にとって素敵な出会いになるように、在校生もお手伝い。構内を案内したり、大学生活を紹介したりしました。
珍しいお客さん
3月の小平キャンパスに珍しいお客さんがやってきました。お昼頃、中庭に飛んできたそのお客さんとは、一羽の白鷺でした。今まで、アオサギがキャンパスに飛来したことはありましたが、白鷺がやってくるのは始めてです。中庭の池の前で、ミロのヴィーナス像と向かい合いながら、2時間ほど羽を休めていました。
Spring has come !
3月21日に東京で桜の開花宣言が出されましたが、小平キャンパスでも桜が咲き始めました。暖かい日差しを受けながら、キャンパスを桜色に染めていきます。毎年美しく咲き誇り、新入生を優しく迎え入れるソメイヨシノ。今年も、花びらを風に漂わせながら新入生を歓迎してくれることでしょう。
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新しい学年、新しい友達、新しい生活。ドキドキがいっぱいの春がやってきます。4月のキャンパスが笑顔であふれますように。次回のキャンパスレポートもお楽しみに。