わたしと津田塾大学
わたしと津田塾 #11 - 「夫として参加する育児のかたち」
小泉 孝之さん(企画広報課)
津田塾大学との出会いを教えてください。
現在、津田塾大学でどのような仕事をしていますか。
大学の公式Webサイトの運営・管理やデータブック(過去の入試問題集)、受験生向け広報媒体の制作などを行ったり、日本各地で開催される進学相談会に参加したりしています。実は2016年の3月、妻の産後すぐに8週間の育児休業を開始し、5月に職場復帰したばかりです。
育児休業を取得されたきっかけは何でしたか。
休業中、積極的に育児に参加することで得られたものは何でしょうか。
最も大きかったのは男性が育児参加する1つの形を見つけられたことですね。休業開始直後は、夜中に妻と一緒に起きて子どもをあやしたり、寝かしつけたりしていましたが、生活リズムの乱れから夫婦で心身ともに疲れ切ってしまったんです。「このままでは共倒れになってしまう......」と悩んでいた時、テレビである男性の育児休業体験談を見る機会がありました。その方が「しっかりした食事を妻に提供する」というスタイルで育児に参加されているのを見て、「自分の役割は妻が体調を崩さず、育児に集中できる環境を作ることだ!」と気づいたんです。それからは、私は炊事、洗濯や買い物といった家事を行い、子どもの世話をする妻のサポートに徹することにしました。それが、間接的に子どものためになることが分かったんです。こうして、妻と二人三脚で育児をできたので、夫婦が互いのことをこれまで以上に気遣えるようになりました。
仕事と育児の両立について、小泉さんの考えを教えてください。
私はまだ復職して日が浅いので、「仕事と育児の両立」はこれから取り組んでいく課題です。しかし、まずは男女関係なく親一人ひとりが強く両立の意識を持つことが重要だと思います。我が家は、夫婦共働きで妻は会社員ですが、近い将来、子どもをどこかへ預け夫婦揃って復職した際には、子どもの送り迎えや家事、不測の事態に対処する必要があります。それに、子どもが成長すればまた違った課題が現れるでしょう。これまでの自分の働き方や生活スタイルを見直し、夫婦で話し合いながら仕事と育児を両立していくつもりです。喜び、癒し、悲しみ......あらゆるものの源となってくれている家族のためにも、自分なりに望ましい両立の形を見つけていきたいですね。