つだラボ
つだラボ #10 - ウェルネス・センターのレシピで食事から健康に!
大学生になってから一人暮らしを始めたという人も多いのではないでしょうか。 一人暮らしの悩みといえば、食事をどうするか。自炊をするはずが、外食をとりすぎてしまうという人も多いはず。そして体重が気になってくると始めてしまうのが、「食べないダイエット」。一食分我慢すればやせられると思って、食事制限をしたという経験はありませんか? しかし、そのような偏った食生活では、勉強にも遊びにも力が入りません。
津田塾大学のウェルネス・センターでは、そんな学生向けに『ウェルネス・センターだより』『自炊のすすめ』『正しいダイエット』といった冊子を制作し、健康的な食生活を送るための情報を提供しています。
今回は『自炊のすすめ』『正しいダイエット』に掲載されている内容の一部をご紹介します。ぜひ、みなさんも現在の食生活を見直してみましょう。
ウェルネス・センターとは
ウェルネス・センターとは1995年まで「津田塾大学保健センター」と呼ばれていた、学生・教職員の心身の健康をサポートする組織です。学生には春に定期健康診断を実施し、その後のフォローも行っています。また、医務室での救急処置や健康相談、カウンセラーによる学業や進路、対人関係などの相談のほか栄養士による栄養相談もあり、さまざまな面からサポートしています。
冊子その1 - 『自炊のすすめ』
・なるべく時間や手間をかけない工夫をする
・まずは自炊に慣れる
・毎日やることで習慣化する
・完璧を目指すあまりに、挫折しないようにする
・市販品をうまく取り入れる
確かに初めての一人暮らしで、ついつい最初だけ張り切りすぎて、いつのまにか自炊をしなくなることってありますよね。あまり無理をせずに習慣化することが大切です。また、すべて手作りにこだわらなくても良いとのこと。インスタント料理に野菜を添えたり、冷凍食品や惣菜などを利用したりするのがおすすめです。
同冊子では、料理初心者でも作りやすいレシピを60種類以上紹介しています。今回はそのうちの「簡単パンプティング」のつくり方をご紹介します。
「簡単パンプティング」のつくり方
<用意するもの>
・ 食パン(8枚切り)・・・・・・1枚
・ 玉ねぎ・・・・・・1/4個
・ ハム・・・・・・2枚
・ スライスチーズ・・・・・1枚
・ 卵・・・・・・1個
・ 牛乳・・・・・・100cc
・ 塩・・・・・・小さじ1/3
(1) 卵・牛乳・塩をよく混ぜます
(2) 耐熱皿にバターをぬり、パンをちぎって並べます
(3) (2)に(1)をかけます
(4) 薄切りにした玉ねぎとちぎったハムをかけます
(5) 最後にチーズをのせて、電子レンジで4分加熱します
(6) レンジから取り出したら完成です!
電子レンジで加熱するだけで簡単につくれるレシピなので、急いでいる朝にも◎。 栄養を摂りたいときにもばっちりです! たまにはこんな朝ごはんをつくるのはいかがでしょうか。
冊子その2 - 『正しいダイエット』
続いて、同じくウェルネス・センターが発行する『正しいダイエット』です。この冊子では、学生から集めたアンケートをもとに、ダイエットに関する疑問や質問に答えています。今回はその一部をご紹介します(一部編集をしています)。
●3回の食事を2回に減らして痩せようと思う
A. 全体的に食事量が減り、体重が減るのではないかと思う方は多いです。しかし、食事回数が減ると、1日のなかで空腹時間が長くなり、脂肪合成が高まり脂肪が蓄積してしまいます。
●おなかがすいても間食しないほうが良い? どんなものだったら食べても大丈夫?
A. スナック菓子よりもチョコレートのようなものを少し食べることで血糖値を上げることがおすすめです。また、間食は時間によっても変わってきます。食事までに時間が長くある場合には、エネルギーになる炭水化物をとっておき、その後のご飯を野菜中心にするのもおすすめ。その時は、おにぎりやビスケット、カステラなどが良いでしょう。適度な運動をしていれば、間食はさほど気にしなくても大丈夫ですよ。
ダイエットをしようとすると食事の量を減らしがちですが、長い空腹時間をくつくらないことが大切なのですね! ついつい食べてしまうスナック菓子にも注意したいところです。
こちらの冊子にはダイエットに適したメニューが掲載されています。今回は、すぐに作れる間食「豆腐白玉」のつくり方をご紹介します。
「豆腐白玉」のつくり方
<⽤意するもの>
・絹ごし豆腐・・・・・・80グラム
・白玉粉・・・・・・50グラム
・砂糖・・・・・・大さじ2
・しょうゆ・・・・・・大さじ1
・水・・・・・・大さじ4
・片栗粉・・・・・・小さじ1
(1) ボールに絹ごし豆腐と白玉粉を入れて、こねて混ぜ、耳たぶくらいの固さにします
(2) 12等分して、小さく丸め、中央をくぼませます
(3) 沸騰したお湯に(2)を入れます
(4) 浮き上がったら水にとり、水けをきって器に入れます
(5) もう一つの鍋で、みたらしをつくります。砂糖、しょうゆ、水(大さじ3)を火にかけ、沸騰させます
(6) 水溶き片栗粉を加え再度沸騰させます
(7) みたらしをかけて、完成です!
もちもちとした食感で、食べごたえがあるので、間食にぴったりですね。
ダイエットだからといって、食事を抜くのは逆効果です。栄養バランスを考えて、長期休暇中もしっかりした食生活を送っていきましょう!
この冊子を知ったのはつい最近のことだったので、もっと早くに知っておきたかったと思いました! 2016年度の制作・配付はまだ未定とのことですが、2015年度版を入手している人はぜひ挑戦してみて下さいね。電子レンジで加熱するものが多かったので、とても簡単につくれますよ。