梅いち凛 ~咲いた津田塾生~
津田塾大学のリアルを発信する「うめりある」~YouTube撮影の舞台裏~ 前編
「全国の女子高生に津田塾大学総合政策学部の魅力を発信!」をモットーに2021年に発足した「うめりある」。現在、総合政策学部22名、学芸学部3名の計25名で活動しており、ラジオとYouTubeを活動拠点に学生視点で津田塾大学の魅力を発信しています。今回は、「うめりある」の結成に携わった5名の学生にお話を伺いました。
Q.「総合政策学部と高校生を繋ぐ架け橋」をモットーに設立された「うめりある」。新しいサークルを立ち上げるにあたって、大変だったことはありましたか。
(出演者:丸山さん)
メンバーを集めたりサークルの申請をしたりするのは、問題なく進みました。ただ、動画を出すまでの一連の流れを決めていくのに苦戦しました。動画編集やサムネイル作成のマニュアルを作ったり、企画書の構成決めをしたり、それぞれの部門のリーダーが中心に行うことも大変だったと思います。
Q.小寺さんによると、編集部門ではパソコンの電源を点ける動作から、マニュアルを作成したようです。企画部門でもマニュアルは作成されたのでしょうか。
(企画:松下さん)
マニュアルは作っていないのですが、企画では先ほども話題に出た「動画の方向性」が大事になってきます。そのことは、メンバー間でもよく話し合いました。目的を何にするのか、視聴回数を大事にするのか、それとも飾らずに伝えることに重きを置くのかについて何回も会議で意見交換を行いました。話し合った結果、視聴回数より「自分たちが伝えたい魅力をまっすぐ伝えることを重視する」っていう方向性に落ち着きました。企画を考えるうえで、話題性がある動画もいいかなと思ってしまうこともありましたが、それだと、自分たちが伝えたい魅力を発信するという「うめりある」としての目的が達成されないというジレンマが生じてしまうことがあったので、そこをどう埋めていくかも部門内で議論を重ねました。
Q.動画を作成するうえで、気をつけていることはありますか?
(出演者:丸山さん)
誤解が生じないように発言することを心がけています。例えば、「大学のWebサイトにも掲載されている情報なのか、私の主観なのかをしっかり区別して話す」などです。また、津田塾をアピールしつつも、高校生にはいろいろな選択肢に気づいてもらいたいと思っています。津田塾への進学に限らず、自分の意志をもった進路選択のサポートができたらと思って発言していますね。
Q.活動の一環としてラジオ活動を行っていると伺いました。「うめりある」がラジオ進出したきっかけと、具体的な活動について教えてください。
(ラジオ:阿部さん)
きっかけは、総合政策学部の教授である伊藤由希子先生からお声がけいただいたことです。今までは単発で総合政策学部の学生にラジオ番組『渋谷社会部』の出演を依頼されていたようですが、「うめりある」を見てくださった先生が私たちにレギュラー出演の依頼メールをくださいました。私たちは渋谷区や総合政策学部にゆかりがあって、メッセージ性のある活動をされている方をゲストにお招きしてお話を伺っています。
ここまで、「うめりある」の動画がどのように作成されているかについて伺ってきました。動画撮影の舞台裏をご覧いただけたでしょうか?後編では、入部した後に習得した技術や受験生に向けてのメッセージをお届けします。