つだラボ
津田ラボ #29 梅シロップを作ろう (10年ぶりの)第二弾!
暑さが和らぐ季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回「plum garden」編集部では10年ぶりに、小平キャンパスで収穫した梅から梅シロップを作りました。10年前の記事は、こちらからご覧いただけます。(梅シロップをつくろう)
それでは、梅の収穫の様子やシロップが出来上がるまでの工程をどうぞお楽しみください!
梅の収穫
私たち、大学公式ウェブマガジン「plum garden」を日本語に訳すと、「梅の庭」という意味になります。その名のとおり、津田塾大学小平キャンパスのテニスコート横には、梅の木々が一面に広がっています。普段はキャンパスの隅に位置しているため、訪れる機会が少なく、知る人ぞ知る場所かもしれません。5月27日、「plum garden」編集部の有志メンバーは、小平キャンパス内の草木の手入れをしてくださっている「小平市シルバー人材センター」の方々に教わりながら、一緒に梅の収穫を行いました。
一つひとつ丁寧に梅を収穫していきます。高い位置に実っている梅は、脚立をお借りし作業を行いました。梅を収穫する経験は初めてでしたが、部員一同、心を弾ませながら収穫作業に取り組むことができました。
たくさんの梅がなっているため、一つひとつ手でもぎ取っていては時間が足りません!そこで、竹竿を使用し実を落とすことにしました。かなりの力仕事でしたが、短時間で多くの実を収穫することができました。
約1時間の作業で、段ボール4箱がいっぱいになるほど収穫することができました。今回、私たちはビニール袋に入っている分をいただくことにしました。
梅シロップ作り
5月30日、いよいよ梅シロップ作りに取りかかります!手間はかかりますが、美味しい梅シロップを作るためには大切な作業です。 (なお、これからご紹介する作り方は、自己流です。)
①まず、瓶を煮沸消毒します。水気が飛ぶまで、しばらく新聞紙等の上で乾かしておきます。次に、料理酒を浸したキッチンペーパーで、梅に付着した汚れを一つひとつ落としていきます。
②続いて下処理をします。梅のへたを取ることで渋みを防ぎ、また梅に小さな穴を開けることで、果汁や香りが短期間で砂糖にしみ出すことを促します。下処理が終了したら、冷凍庫で一晩保存。そうすることで、梅の繊維が壊れやすくなり、さらに梅のエキスがしみ出しやすくなります。
③最後に、梅を瓶に詰める作業です。冷凍庫から取り出した梅と砂糖(三温糖)を交互に詰め、しばらく日が当たらない場所で保管します。あとは、梅のエキスが出てくるのを待つだけです!
梅シロップ完成!
梅シロップを作り始めてから約2か月後、ついに完成しました!瓶いっぱいに仕込んだ梅から時間をかけてエキスを抽出。梅の味がぎゅっと詰まった濃厚なシロップになりました。
いざ、試飲会へ!
夏休み明けの9月11日、「plum garden」編集部では部員同士で試飲会を行いました。炭酸水で割って飲んでみると、「さっぱりしていて美味しい!」「次の授業も頑張れそう!」「生き返った!」といった声があり、改めて作ってよかったと実感するひとときでした。
最後に
梅シロップ作りの裏話、楽しんでいただけたでしょうか。梅シロップ作りを通して、部員同士の距離もぐっと近づいた気がします。仕上がった梅ジュースを味わいながら、残暑を乗りきることができました。今回は10年ぶりの挑戦となりましたが、今後も梅シロップ作りが続いていくことを願っています。