わたしと津田塾大学
わたしと津田塾 #13 - 「私はここの学生さんが大好きです」
堀川 ナギさん (校内清掃担当)
津田塾大学との出会いを教えて下さい。
津田塾大学の学生のイメージを教えてください。
印象に残っている仕事中のエピソードはありますか?
実はあまり学生さんとの関わりってないんです。結局、学生さんたちが授業に入る前、みんなが来る前に教室のお掃除をするし、トイレの掃除を終わらせるし……なかなか接する機会ってないんですけれど、そんな中でも通りがかった学生さんたちが「いつもありがとうございます!」と言ってくれたりするのは、とても大きな励みになっていたりします。今の校舎の清掃の会社に勤める前は、寮の清掃をする会社に勤めていたのですが、その仕事中、たぶん一年生だと思うんですけど、キッチンで鍋焼きうどんを作っている学生さんがいたんですね。とても凝った鍋焼きうどんだったんです。でも作っている最中、突然鍋がポーン!と真っ二つに割れてしまったんです。キッチンは上も下も全部鍋焼きうどんだらけになってしまって、その子泣きそうな顔して「すみません!すみません!仕事増やしてすみません……!」って言ってくれて。そんなことがあったんですね。そして最近、校舎の大学院生さんのお部屋を清掃に行ったとき、驚いたことにその子がいたんです。すっかり素敵な大人になっていて、「あー!こんにちは!」なんて言ってくれて……。こういう思わぬところでの再会はとても嬉しかったです。
仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。
やっぱり学生さんや、先生、職員さんが毎日気持ちよく過ごせるように、ということを私は一番心がけていますね。あとは、ノロウイルスとかインフルエンザとか、みんなにうつっていく病気を広がらないようにするということも仕事の一つだと思っています。
津田の学生にメッセージをお願いします。
お昼休みに黒板の清掃をするんです。ひとつの教室には長くても五分ほどしかいないのですが、各教室ではたいてい学生さんたちがお昼を食べながらおしゃべりしているんですね。それが自然と耳に入ってきて、とてもおもしろかったりします。皆さんには背中を向けながら、くすくす笑って黒板清掃してるんですよ。あとは津田塾大学って、建物の細かい造りがとても素敵なんです。照明とか、窓とか、階段の手すりなんかもよく見ると結構凝っていておもしろい。こういう環境で勉強できるのはすごく恵まれていると思います。津田の学生さんには今のままでいてほしいです。勉強もほどほどに学生生活を存分に楽しんでください。