津田塾探訪

津田塾探訪 #25 自宅で図書館!~VPN接続で論文・課題を制覇する~

論文・レポート・課題の情報収集に苦労していませんか?

コロナ禍でのオンライン授業も第4タームに突入しました。自宅学習が続く中、論文やレポートを書く時の資料集めに苦労していませんか?課題に取り組む時「こんな事が知りたい、こんな情報が欲しい」と思ったことがあるかもしれません。でもこのようなご時世ですし、気軽に出かけて調べるのはなかなか難しいですよね。私も初めてのレポートや課題で、情報収集にとても苦労しました。「自宅にいながら詳しく調べ、情報を得られたら……」

実は、そんな夢のようなことが可能になる方法があったのです!みなさんは、VPN接続をご存じですか?自宅から、まるで図書館にいるかのようにさまざまな情報にアクセスできる機能です。そして、津田塾の在学生なら誰でも無料で利用できるのです。この記事では、VPN接続とは何か、詳しい接続方法、さらには津田塾生が欲しいと思う資料トップ3の閲覧方法をご紹介します。私は、セミナーの先生にVPN接続を教えていただいてから情報収集が格段に楽になりました。この記事が、一緒に頑張っているみなさんのお役に立てば幸いです。

VPN接続を活用しましょう!

VPN接続とは?

VPN接続とは、本来であれば津田塾大学の図書館からのみアクセスできる情報に、自宅からアクセスできる機能です。津田塾大学図書館のWebサイトから利用できます。

津田塾大学図書館のURL:http://lib.tsuda.ac.jp/

実はあまり知られていない?

VPN接続はとても便利な機能ですが、残念ながら認知度は低く、実際の利用は少ないようです。この記事を書く前に在校生のみなさんにアンケートにご協力いただき、149人の回答が得られました。回答者の約6割が1年生だったということもあるかもしれませんが、なんと65.8%の方がVPN接続を知らない、もしくは利用していないという結果に!

さらに、知っていても利用していない人に理由を尋ねたところ、「使い方がわからない」と回答した人が70%近くに上りました。

VPN接続をすれば「欲しい資料トップ3」はもちろん、さまざまな資料が手に入る!

また、30%近くの方が「どんなコンテンツがあって、何の役に立つかわからない」と答えています。後ほど詳しくご紹介しますが、アンケートの解答者149人全員に「レポートや論文を書く際にあればいいなと思った資料や情報はありますか?」と聞いたところ、欲しい資料のトップ3は『新聞記事』『論文』『辞書類』でした。そして嬉しいことに、VPN接続を行えば、これらすべてが手に入るのです!
津田塾大学図書館のWebサイトにアクセスしたことがある方は、「ページの下に並んでいる英字は何だろう?」と思ったことはありませんか?実はこれが大量のデータベースへのリンクで、ここからさまざまな資料、文献にアクセスができるのです。VPN接続をすると『学内のみ』というオレンジのタグがあるコンテンツを、自宅から利用できるようになります。

「VPN接続が便利なのはわかった。でもどうやったら使えるの?」それが問題ですよね。実は、図書館のWebサイトにとても分かりやすい説明書があります。ただ、見つけるまでが少しややこしいかもしれませんので、今回はその場所をお伝えします。



VPN接続をするには

まず津田塾大学図書館のWebサイトへアクセスし、画面右上の『VPN接続』をクリックします。

するとログイン画面が表示されますので、「TsudaNet(ポータル)」ログイン時に使っている利用者IDとパスワードを入力しましょう。その後、ページ中央左の[接続手順]の下に『Macの場合』『Windowsの場合』という説明書があります。それをクリックし、あとはその指示に従いましょう。

※ログイン時、パスワードの安全性に問題がある人は認証が通りません。パスワードを安全なものに変更する必要がありますので、計算センターに連絡して、パスワード変更の対応をお願いしてください。

VPN接続の注意点

設定完了後、VPN接続をする時は毎回ログイン画面が出てきます。そこも「TsudaNet(ポータル)」ログイン時の利用者IDとパスワードを入れるとログインできます。

また、VPN接続は利用者数に制限があります。利用が終わったら、必ず接続を「切断」または「終了」しましょう。

VPN接続を使ってどんなコンテンツが使えるの?

さて、やっとVPN接続ができるようになりました。では、具体的にどのような資料や文献が手に入るのでしょうか?残念ながら、すべてのコンテンツをご紹介するにはとてもスペースが足りません。そこで、今回はアンケートで津田塾生が欲しいと思った資料トップ3の『新聞記事』『論文』『辞書類』のコンテンツを簡単にご紹介していきます。


津田塾生が欲しい資料 第1位 ₋ 新聞記事

日本の新聞コンテンツはWebサイト右下に集約されています

レポート、論文、課題に取り組む際に欲しいという声が一番多かったのが新聞記事でした。「過去の新聞記事が読みたい」、「新聞記事の検索機能が欲しい」、「いろいろな出版社の新聞が読みたい」というみなさんに朗報です。実は、VPN接続でそれがすべてかないます。また、なんと日本のニュースの英文記事も無料で読めるのです。英語学習にも最適ですね。コンテンツによっては、歴史的に貴重な写真、世論調査、大事件の年表、データやランキング等も見ることができます。初めて見た時、私は感動して叫びだしそうになったほどです。それでは、各コンテンツの特徴を簡単にご紹介します。

朝日新聞 聞蔵

日本の新聞コンテンツ

朝日新聞の聞蔵で特徴的なのは、「朝日新聞歴史写真アーカイブ」です。満州事変の前後から敗戦までの間に記者が撮影した資料的価値の高い写真が約1万点データベース化されており、書誌情報、分類、撮影地、年表と、カテゴリ別に検索もできます。

毎索(毎日新聞)

毎索では、毎日新聞が実施した世論調査の結果や過去の政党支持率も見ることができます。またジャンル、年代ごとに20世紀の大事件が年表形式で載っています。

他にも日本経済新聞の日系テレコン21では、『女子大生1000人仕事と生活調査』や『女性が活躍する会社ベスト100』等のさまざまなランキングや調査も載っており、マクロ経済統計や地域経済・都市データ、アジア経済ニュース等も充実しています。読売新聞のヨミダス歴史館では、明治から令和までの記事が時代別にトピック分けされています。特定の時代について調べたい時に、とても便利です。2021年3月末までは東海エリア、関東地方の情報をくまなくカバーしている東京新聞・中日新聞の記事データベースも利用できます。



The Times Digital Archive (1785-2014)

英語の新聞コンテンツ

英字新聞のコンテンツも充実しています。イギリスで1785年に創刊した世界最古の日刊新聞であるThe Times、アメリカ合衆国の高級日刊新聞紙The New York Timesのデータベースがあり、もちろん記事検索も可能です。他にもLexisNexis AcademicやEconomist Historical Archiveというコンテンツもあり、米国世論調査等も調べることができます。詳細は後ほどご紹介する『津田塾図書館オンライン資料ガイド』をご覧ください。

津田塾生が欲しい資料 第2位 ₋ 論文

論文・学術雑誌は主に左下部と右上部に固まっています

第2位は、論文や学術雑誌です。課題やレポートには必須ですね。ありがたいことに、津田塾大学図書館のWebサイト左下には、日本のさまざまな論文や文献を検索できるサイトのリンクがまとめられています。CiNii Articlesを始め、JAIRO学術機関リポジトリポータルやJ-STAGE等です。こちらはVPN接続なしで接続可能です。でも、VPN接続を活用すると、さらに大量の英語の論文、学術雑誌、一次資料が手に入るのです。ここではごく一部を見ていきましょう。

※説明文はすべて『津田塾図書館オンライン資料ガイド』からの引用です。

JSTOR/Arts & Statistics |Mathematics & Statistics

経済学、歴史学、政治学、社会学、言語学、教育学、環境学、数学、統計学の主要学術雑誌のバックナンバーのフルテキストデータベース。

Project MUSE (Standard Collection)

文学、歴史、映画・演劇・舞台芸術、文化、哲学、教育、政治・政策研究、宗教、アジア研究、ユダヤ研究、ジェンダー研究、経済、国際関係等、人文科学・社会科学両分野の学術誌を収録。

津田塾生が欲しい資料 第3位 ₋ 辞書類

辞書類は大体ページ左側にあります

第3位は辞書類で、英英辞書、百科事典、第二外国語の辞書、専門辞書などが挙げられました。辞書は重いですし、家にはたくさんはありませんよね。でもVPN接続をすると、ありとあらゆる辞書が利用でき、検索も簡単にできます。レポートや論文はもちろん、課題にも大活躍間違いなしです。このおかげで私も課題を乗り越えることができました。以下は特に役に立ちます。

英語系の辞書

Oxford English Dictionaryは60万語以上の単語、300万件以上の引用文が載っている世界最大規模で最も権威ある英英辞書です。11世紀半ばから現代までの英語の変化や歴史を調べることができます。例えば"desk”という単語が何世紀にはどんな使われ方をしていたのか、始めて載った文献は何かということも調べられます。

Oxford Reference Library

Oxford Reference Libraryでは辞書類 216 タイトル以上の横断検索が可能です。他にもトライアルとして来年の夏ごろまで利用できるOxford系の辞書がたくさん載っています。ぜひ探してみてください。

JapanKnowledge Lib

百科事典、第二外国語・専門辞書類等

Japan Knowledgeは読んで字のごとく、日本の知識と呼ぶにふさわしい巨大データベースです。百科事典3種類、日本語の辞書8種類、歴史・地名に関する辞書5種類、ヨーロッパ言語の辞書16種類、東アジア言語の辞書4種類、用語・情報に関する辞書6種類、人名・文化・宗教に関する辞典9種類、自然科学系の辞典9種類が利用でき、横断検索もできます。

ブリタニカ百科事典

ブリタニカ百科事典は圧倒的情報量と信頼性の高さで知られています。読む大項目辞典、引く小項目辞典、国際年鑑があり、統計資料、国際比較統計なども調べたり検索したりできます。他にも英語の百科事典など、さまざまなコンテンツがありますので、ぜひ見てみて下さい。

詳しくは『津田塾大学図書館オンライン資料ガイド』で!

これ以外にも数多くのコンテンツがあり、特に英語の資料が充実しています。他にも判例検索ができる裁判所Webサイト、法情報総合データベース、企業情報データベース、韓国学術情報データベース中のeBookコレクション等、興味をもてるコンテンツが見つかること間違いなしです。詳しくは、津田塾大学図書館のWebサイトにある『津田塾大学図書館オンライン資料ガイド』を読んでみてください。各コンテンツの説明がとてもわかりやすく書いてあります。



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VPN接続はとっても便利!

いかがでしたか?VPN接続は、自宅から図書館の情報にもアクセスできる、とっても便利な機能です。ぜひレポート、論文、課題などに活用してみてください。文学作品やNational Geographic等の雑誌も読めるので、スキマ時間に楽しむこともできます。自宅学習は大変なこともたくさんあると思いますが、今あるものを上手に活用し、みんなで頑張っていきましょう!


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