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つだラボ #18 - 運営メンバー対談記事 第2弾 おすすめ記事

運営メンバー対談 第2弾

2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、津田塾大学の多くの授業がオンラインで実施されました。plum garden編集部もオンラインで定期的な編集会議、インタビュー、執筆といった活動を行いました。この記事では、そのような状況下でもplum gardenの活動を継続した2020年度・2021年度運営メンバー6名による対談の様子を取り上げます。
第1弾『運営メンバー対談記事 第1弾 あの記事の裏側』では、2020年度に執筆された記事を2本取り上げ、記事執筆の裏側について語ってもらいました。
 
今回の第2弾では対談で出た話題のなかから、編集部員が考えるおすすめの記事についてご紹介します。

おすすめ記事について

津田塾について、学生目線で伝えることを目標としているplum garden。今までリリースしてきた記事のなかから、編集部員のおすすめの記事について話してもらいました。

 
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東本さん:私のおすすめは『津田塾探訪 #25 自宅で図書館!~VPN接続で論文・課題を制覇する~』です。大学のガイダンスが新型コロナウイルスの影響で、諸々中止になってしまって。授業を受けるだけで精一杯の一年で、VPN接続の設定はしましたが実際には使っていないという状況だったので、改めてかなりの情報量で取り上げてくださったのはありがたいです。この記事を読んで頻繁に活用するようになりました。友達も授業や課題で精一杯で、自分の興味関心を深掘りする時間がなかったという話を聞いていたので、この記事を友達に紹介したのですが、長期休みのタイミングで記事を出してくださったのがとても役立ったそうです。

2020年12月25日リリース『津田塾探訪 #25 自宅で図書館!~VPN接続で論文・課題を制覇する~』記者:ぽてと

橋岡さん:私もVPN接続の記事は、イラストを担当したこともあり、出来上がっていく過程を見ていました。最初はたしかこの倍ぐらい、分量があったよね。この接続機能自体が複雑だから、細かく書こうとすればいくらでも書ける記事なのを、簡潔に書いてもなおこのボリュームで。「津田塾生が欲しい資料何位」とか雑誌の企画みたいで読みやすいし、「そうそう、これ欲しかったんだよね!」というところをついてくれるような内容になっていて。「ここから取るんですよ」とか「英語の辞典まであって」ということを、画像を加工・添付しながらチュートリアル付きで解説してくれているので、使ったことがある人もない人も「なるほど」と思える記事ですよね。

 
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VPN接続について知ることで、さまざまな資料へ自宅からアクセスが可能となります。ぜひこの記事を読んで、日々の学習や興味、関心への学びを深めてほしいです。
 
続いて、VPN接続の記事を含む連載へと話題が移っていきます。
 
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橋岡さん:私はもともと「津田塾探訪」の連載自体がとても好きだったんです。「このグランドピアノってどういう歴史が?」(『津田塾探訪 #22 津田ホールのグランドピアノ』)とか、「あのセミナーハウスって……?」(『津田塾探訪 #16 軽井沢セミナーハウス』)「小平のあの家って何なの?」(『津田塾探訪 #8 – 今明かされる!「あの家」の正体とは?』)みたいな、津田塾の中でもあまり知られていないけど、言われてみれば気になる存在を取り上げている連載で。あと『津田塾探訪 #6 – 探検!ハーツホン・ホールの地下室を探せ!』とか。今キャンパスにあんまり出入りができないからこそ、キャンパスに行った雰囲気を楽しめるような記事が多い連載だなと思って。#1から#25までたくさん好きな記事があります。

2018年7月20日リリース『津田塾探訪 #16 軽井沢セミナーハウス』記者:ミナルーシュ

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きょーかさん:今までの話を聞きながら記事一覧を見ていたら、「津田塾探訪」の連載で津田塾生協さんのTwitterを取り扱ってる記事が出てきて。(『津田塾探訪 #14 – シュールさがクセになる!?生協Twitterの真相に迫る!』)津田塾は先生も親身になってくれるし先輩たちが優しいんですけれど、生協の方まですごく面白いってなかなかないなって思って。私、生協のTwitter大好きなんです。オンライン授業が始まった時もすごく面白くて、まるで友達のような雰囲気があって。ワクワクするというか、Twitterを開くと吹き出しちゃうような投稿が多いんですよね。
 
橋岡さん:ギャグが適度に入っていたり、流行りのアニメのイラストがあがっていたり、公式なのに堅苦しくない感じがあるよね。

2017年10月20日『津田塾探訪 #14 – シュールさがクセになる!?生協Twitterの真相に迫る!』記者:たにもと

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plum gardenは津田塾大学の公式Webマガジンですが、学生が主体となって、記事として取り上げる題材や執筆内容を決めていきます。中にはユーモアたっぷりの記事もあるようで……。
 
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乙川さん:そういった意味では、「津田津田しい」という言葉についての記事、皆さん読んだことありますか?私はずっとこれを推しているんです。(『TTC #10 – 津田津田しい!? 津田塾生』)
 
めんだこさん:私はこれを読んで、plum garden編集部に入部しようと思ったんです!読んでいてとにかく楽しそうなんですよ。

2018年4月20日リリース『TTC #10 – 津田津田しい!? 津田塾生』記者:ほりこ・石川美優

乙川さん:津田塾生は「金なし・時間なし・恋人なし」と言われていますよね。これはその通りだなって思ったのが、1980年に卒業された方の「津田に咲くのはエゴの花、津田に泳ぐはselfish」という言葉について。「津田津田しい」の起源は分からないけれど「こういう言葉って昔からあったんだ」って思いました。これを聞いた瞬間「あれ、私もそうかも」みたいな。それで安心した面もあるよね。だからこの記事は推しです。

 
橋岡さん:学生像が変わらずここまで続いているのがすごいなと思う。この記事は受験生も新入生もワクワクするだろうし、学生が見ても、OGが見ても面白い。逆に津田塾とは関係のない大学の子が、この記事を覗いても「面白い」って思うかもしれないし、範囲が広いよね。対象が限定されていないのは大きいと思う。
 
きょーかさん:津田塾生は真面目ってよく思われていて、私自身も津田塾に入学する時に、高校の先生から「津田塾生は真面目で、コツコツやる人が多いよ」って言われました。「津田塾生は真面目」って聞いたとき、ザ・真面目な人達の集団だと思って身構えていたんですけれど「根は真面目だけれど、面白いじゃない!」と思って。そういう「津田津田しい」を広めたいです、私は。
 
橋岡さん:私は高校の時に「津田塾に受かりました」って報告をしに行ったら、一番喜んでくださったのが英語の女性の先生で。「津田に咲くのはエゴの花、津田に泳ぐはselfish」のように、「自我が強くて突き詰める学生が多い」というパブリックイメージが、津田塾卒でない人にもあるんだなと、今その時を振り返って思いました。喜んでくださったのはそういう理由なのかな。
 
東本さん: 私も津田塾に合格したときに、親世代や祖父母世代からの評判が良くて。その世代の方たちには「すごく真面目な大学、たくさん勉強する学生が集まる場所」というイメージがあるんじゃないかなと思ってて。津田塾に入学を決める人って「勉強を頑張りたい」と考えてる人がすごく多いと思うんですけど、世の中には「大学生はたくさん遊ぶ」みたいなイメージがあると思うんです。「津田津田しい」っていうのが、そういう勉強を頑張りたい人が堂々と頑張れるよう、ちょっと背中を押すような存在になれば良いなと思っていて。そういう意味で「勉強を真面目に頑張るのも恥ずかしくないな」っていう風に思える記事です。
 
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津田塾生のイメージを形用した「津田津田しい」という言葉には、さまざまな意味が込められているようですね。
今回「津田津田しい」という言葉をはじめてご覧になった方にも、聞いたことがある方にも一度読んでいただきたい記事です。
 
ここまでは連載「津田塾探訪」からおすすめ記事が多くありました。続いて2か月に1度、津田塾大学の様子を発信する「キャンパスレポート」からもおすすめ記事があがります。
 
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めんだこさん:plum gardenの記事は全て個性的で面白いので、おすすめ記事を選べませんでした。皆さんがあげないような記事の中で一つ選ぶとすると、2018年の7・8月のキャンパスレポートですかね。池の水ぜんぶ抜く大作戦をやっているんですよね。(『キャンパスレポート #39 – 2018年7・8月』)初めて読んだ時とてもびっくりして。印象に残っている記事ですね。
 
橋岡さん:これYouTuberの企画みたいな感じじゃない?見出しもだけれど。やってみよう企画はのめりこんで読めるから私もけっこう好き。

2018年9月7日リリース『キャンパスレポート #39 – 2018年7・8月』記者:黒崎ひとみ・原田若奈

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きょーかさん:私はサンタプロジェクトをやった時のキャンパスレポート(『キャンパスレポート #46 – 2019年11月・12月』)を推し記事に選びました。私はプロジェクトメンバーの一人だったので、使用したサンタのイラストも最終的に私の下書きが通って。plum garden中心でプロジェクトを動かしたのが面白いなと思っています。神出鬼没でサンタが現れるじゃないですか。自分もつくったメンバーの一人なのに沢山写真を撮って。周りの人も「サンタがいる!」って言ってくれているのを見て。この前『悩める後輩を陰で支える上級生』で取り上げられた津田塾大辞典さんの質問箱を見ていたら「去年サンタさんいましたよね、今年も出るんでしょうか」っていう質問がきていたんです。「今年はコロナだからサンタさんは現れないんだよなぁ」と思いながらも、結構知ってる人がいるんだと思うと嬉しくなったので、私のおすすめです。
 
めんだこさん:出没予報を出した記憶があります、plum garden編集部の公式Twitterで。
 
乙川さん:私わざとらしく言っていた記憶がある。「サンタがいるー!」って。こういう企画をするといろんな人が楽しんでくれて嬉しいなと感じてた。

2020年1月10日リリース『キャンパスレポート #46-2019年11月・12月』記者:高橋知里・ますやまことこ・ねぎし

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連載の中で最も多くの記事があるキャンパスレポート。記事数が多いため見逃されがちですが、今回取り上げられた記事をはじめさまざまな興味深い記事があります。
季節の移り変わりを感じることができる写真が多く掲載されているので、キャンパスの様子を知りたい方にもおすすめの連載です。
 
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東本さん:私は総合政策学部なので、小平キャンパスの方へ一度も行ったことがないんです。なのでplum gardenをとおして、面白いネタも含め小平キャンパスのことを知れるのがすごくありがたいです。また、連載で言うと「わたしと津田塾大学」とか「先生、あの話をしてください」とか。先生に個人的なお話を聞く機会ってオンライン授業だとなかなかないので、インタビュー記事をとおして初めて知ることが多いですね。

連載「先生、あの話をしてください」

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「わたしと津田塾大学」「先生、あの話をしてください」といった連載では、津田塾大学で教鞭を執る先生方、学生を支えてくださる職員の方々について知ることができます。授業を選ぶ際の参考にもなる記事が多くある連載です。
 
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橋岡さん:千駄ヶ谷キャンパスに総合政策学部ができたことで、千駄ヶ谷についても小平についても欲張って読めるからキャンパスレポートがより豊かになったよね。
 
石井さん:気軽にキャンパスに行けないコロナの時期だからこそキャンパスレポートとか、先ほど話した連載「津田塾探訪」は特別感が増すと言うか。今だからこそ推していきたいと思いますね。
 
 
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様々なおすすめ記事があがりました。自宅にいながら津田塾大学の雰囲気を楽しむことができる記事がplum garden にはたくさんあります。
ぜひ気になる連載、記事を読んでみてくださいね。
 
運営メンバー対談記事第2弾は以上です。次回の第3弾ではplum gardenの運営についての対談の様子をご紹介します。
 
(イラスト担当:総合政策学部 総合政策学科 4年 橋岡 侑子)